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ITプロジェクト・マネージメント(その2)
(A)仕事能力アップはITプロジェクト・マネージメントのスキル習得で決まり!(その2)
- ITプロジェクトを上手く進めるには、ITプロジェクト全体をITプロジェクト推進中全期間を通して明確に俯瞰できる構造が重要です。
- 俯瞰することで品質、コスト、納期(QCDと略、Quality, Cost, Delivery)に問題が発生していないか、問題がある場合は予め定めた対応手順に則って迅速に対応することが出来ます。
- 俯瞰出来かつ問題の対応手順を定める為には、ITプロジェクトを進める体制、方法、所要ノウハウなどを事前に明確にしておくことが重要です。
- ではどのように明確にしておく必要があるのでしょうか。これには2つの方向から考える必要があります。
- 一つ目はITプロジェクト推進段階毎に定めるものです。例えば「概要作成段階」、「計画段階」、「要件定義段階」、「設計・開発段階」、「テスト・移行段階」、「運用・保守段階」など各段階毎に、実施すべき事項などを明確にすることです。
- 二つ目は各段階に共通的に必要なノウハウです。例えば「全体統合管理」、「スコープ管理」、「納期管理」、「コスト管理」、「品質管理」、「リソース管理」、「コミュニケーション管理」、「リスク管理」、「調達管理」に関するノウハウです。
- 上記以外に重要なことがもう一つあります。それはITプロジェクトの予算措置です。これは各企業毎の経理方式に則り、適切な予算措置が伴わなければITプロジェクトはダダの絵に描いた餅になってしまいます。通常予算措置用に「概要」を事前に何らかの形で纏める必要があります、特にITプロジェクトの規模が大きい場合は次年度の予算への組み込みが必要なケースが多いものです。IT関連業務に従事している人の中には、予算措置や社内稟議などが不得手な人が多いので注意して、自主トレを実施しましょう。
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