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エクセルでの定型業務を100倍速くする方法
(C)エクセルでの定型業務を100倍速くする方法
- 毎月又は毎日エクセルを使用して定型的な業務を担当されている方は多いと思います。その操作に30分又は1時間以上かかる場合は、その操作を自動化することにより100倍位速く、しかも誤りなく完了させることが出来るようになる可能性があります。
- 自動化するには、VBA(マクロとも呼ばれます)を使用し、プログラムを作成することで実現できます。
- そのためにはVBAを使用してプログラムを作成する技術を習得する必要があります。
- これは決して難しくはないのですが、誤った学習方法から始めてしまうと、何時までたってもプログラムが組めるようにはなりません。
- 誤った学習方法で良くあるケースは、エクセルの操作方法や関数を学習した時と同じ方法で、操作方法や文法のみを学習してしまうことです。市販の参考書も多くはこの誤った路線にはまってしまっています。
- 操作方法や関数は現在ある道具の使用方法を覚えることが主体です。ところがVBAでプログラムを組むのは、新しい論理という構造物を制作することなのです。
- では、VBAのプログラムが組めるようになるための習得手順を下記いたします。ご参考にしてください。
VBAの習得方法概要
- プログラムの制作手順は@要件定義→Aプログラム設計→Bプログラム作成→Cテストとなります。それぞれについて習得方法を説明します。
- 1.まず最初に要件定義の練習をします。これは何も難しことはありません。プログラムが実現すべき機能を箇条書きに明示することです。簡単なことですが、ここが一番重要なことです。例えば、あなたが定型的に実施しているエクセルの処理で、実際にやっていることを文章で箇条書きに整理すればOKです。その際、目的およびタイミングも明示しておきましょう。特に参考書は不要です。
- 2.次にプログラム設計です。これは要件定義された内容をどのようにプログラムで実現するのかを明確にします。ここで重要なことはプログラムの構造をどのようにするかです。プログラムは通常、a.開始処理→b.繰り返し処理→c.終了処理の順番で進みます、これは下の図左側です。このabcを一つの単位として、さまざまに組み合わされ構造が作られます、これが下の図の右側の例です。参考書を選ぶ時はこのようなことが分かりやすく記載されているものを選択しましょう。

- 3.プログラムの作成はプログラム設計で明確にしたプログラムの構造に基づいて、実際にプログラムを作ります。ここではプログラムの各種命令の文法を理解し、それを駆使します。上記2項で購入した参考書に通常は記載されています。プログラムは大抵のことは簡単な命令の組み合わせで出来ます、そのため難しい命令は、最初のうちは覚える必要はありません。
- 4.最後のテスト方法は、やはり上記2項で購入した参考書に記載されています。
- 故に習得のための参考書はプログラム設計(構造の明確化)、プログラム作成(各種命令の文法解説)、テスト方法が記載されていて、なるべく簡単そうなもの(=詳しくないもの)が役に立ちます。間違っても分厚い詳しい参考書は最初は百害あって一利なしです。
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